SSブログ

リリー・クラウスのマスタリングの謎

昨日、五味康祐の音楽巡礼を読んでいたらバルトークのピアノ曲のことが書いてあって、
急に聞きたくなりWEBで視聴できるところを探しました。その中にリリー・クラウスの
ルーマニア民俗舞曲 があり、これが心をリラックスさせてくれるとても良い演奏でした。


リリー・クラウス コレクション2 バルトーク:ルーマニア民族舞曲



さらにリリー・クラウスを聴きたくなって定番のモーツァルトのソナタを聴こうと思いWEBを見ていたら、マスタリングの件に出くわしました。
以前、モーツァルト・ソナタ集を買おうと思った時に、リリー・クラウスのモーツァルトはマスタリングでの音の差が大きいということがありましたが、昨日もまたひっかってしまいました。簡単に整理すると、クラウスのモーツァルト・ソナタ全集で有名なものは、モノラルの56年のモーツァルト生誕200周年にアンドレ・シャルランが録音したものと、ステレオになってからCBS音源のもののふたつがあるのですが、奇しくも両方ともマスタリングによって聴いた印象が大きく変わるとの試聴記が多数書かれているのです。

最初のモノラルは何種類ものCDがリリースされているのですが、一般的にギャップが大きい言われているのは91年に東芝EMIがリリースしたものと(ただし廃盤で入手困難)、一般に手に入りやすい新星堂盤のふたつの比較が良く書かれています。宇野コウホウさんが前者は絶賛、後者はダメと書かれており、これが世の音楽ファンを悩ます(楽しませる?)理由の発端になっています。最近はさらに事情が複雑になり、韓国EMI盤、Music&Artsのハイドン・ソサエティ盤、本家東芝EMIの最近リリースしたバラ売り盤等あり、どれを選べば良いのかまったくわかりません。WEBでみると、韓国EMI盤は新星堂盤と同じ音源だ、いや韓国EMI盤は良い音だ、と色々な情報が交錯しており、昨日はますます混迷した状態だということを確認したのみでした。

手元には韓国EMIの2枚組(安かった)しかないので比較できませんが、テープヒスは少し目立つが鑑賞を妨げるような音とは思えません。少なくとも同時期のギーゼキングのモーツァルトよりは良いと思えるものです。ステレオの新録音も一度聴いてみたいのですが、こちらもマスタリングで音が全然違うとのWEB情報があり、結局、当分は手元の2枚を聴き続けることとしました。

どなたか詳細に比較して聴かれた方がいらしたら、結果教えてください。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。